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 富士山の8合目付近で山頂に向かって羽ばたくヒヨコ――。富士北麓(ほくろく)に田植えの時期を告げる富士山の残雪模様「農鳥(のうとり)」が11日に現れたと、富士吉田市が発表した。昨年と同じ日で、ほぼ例年並み。

 11日朝に見ると、9日に降った新雪が農鳥の周りにしま状の模様を描き、幻想的な風景が現れた。午後になると雪は解け、模様は姿を消した。

 北麓はちょうど新緑の季節。田んぼには水が張られ、田植えの準備が進んでいる。富士河口湖町船津で農作業中の80代の夫婦は農鳥を見上げ、「いつもよりスマートなヒヨコだね。これが見えると忙しくなります」。(河合博司)