文・河村能宏 写真・篠塚ようこ
役を演じる際、その人物になりきるための気持ちの切り替えが普通なら必要だ。だが「特捜9」(朝日系、水曜夜9時)で演じる刑事、小宮山志保は少し違う。「衣装を着て、メイクをして、現場に行ったら小宮山志保になっている。志保さんは他人じゃないというか、どこか自分自身でもある感覚というか」
12年にわたって放送された人気刑事ドラマ「警視庁捜査一課9係」が新キャストを迎えて再出発したのが今作だ。小宮山は「9係」時代からのメンバー。私生活は恋愛を含めてミステリアスだが、ひとたび事件に遭遇すると「真実に光を当てることに生きがいを感じる女性です」。セリフの比重が事件や推理の説明に偏る「刑事もの」にあって、試行錯誤を重ねてキャラクターを作り上げてきた――。冒頭の言葉は、だからこそ言えるものなのだろう。
短大生時代、占師の「芸能界へ…
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