相次ぐセクハラ発言 放言のち謝罪、女性議員もあきれ顔
笠井哲也 吉沢英将、村田悟
福田淳一・前財務事務次官のセクハラ問題で、女性に「はめられた可能性は否定できない」と繰り返した麻生太郎財務相。批判を浴びて撤回したものの、問題発言は自民党内で相次いでいる。女性に対する心ない発言が後を絶たないのはなぜなのか。
「大臣はよかれと思って発言しているのだろうが、本人のためにもなっていないし、ぼくらのためにもなっていない」
相次ぐ麻生氏の問題発言に、財務省幹部はあきれた様子で語った。別の審議官級の幹部も「発言が火に油を注いでいる」と嘆く。
そんな省内の声を代弁するかのように、再び問題発言が飛び出した11日の衆院財務金融委員会では、財務相経験のある野田佳彦前首相(無所属の会)が麻生氏を「説教」した。
野田氏は「セクハラ罪という…