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能町みね子さん(漫画家・文筆家)

 ずーっとナゾなんです、この人気。2010年の野球賭博、その翌年の八百長問題が発覚したどん底の時期から、遠藤(現小結)の台頭もあった3年くらいで回復して。それ以前をはるかに超えて、日馬富士事件から続く不祥事を受けても、衰えそうにない。

 言いたくないですけど、土俵の内容がものすごく良いってわけじゃない。1990年代を中心に若貴兄弟が活躍したころは個性派ぞろいでめちゃくちゃ楽しかった。いまの人気の理由に答えを持っている人は、いるのでしょうか。

 このごろは、ネットユーザーも巻き込んで大きく注目されます。テレビのワイドショーや週刊誌では、だいたいが悪の日本相撲協会と、1人で戦う善の貴乃花親方という構図。見る側としたらわかりやすいから、簡単にひとこと言えるのでしょう。ファンですらない人にとったら、相撲界がどうなろうが知ったこっちゃない。騒ぎ立てるには、都合が良かったんでしょう。

 正直、ここまで相撲協会がたたかれるのはどうかと、不愉快でした。週刊文春の相撲報道があまりに一方的と感じ、抗議の意味も込めて、今年2月に掲載中だったコラムを休載させてもらいました。

 良くも悪くも大相撲が注目されるのは、相撲界が自分で「国技」って言っちゃったから、なんだと思います。格が上がるでしょっていう、昔の人の戦略だったのかもしれない。

 でも、「国技」って自称だし、…

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