【動画】建物跡が確認された宮滝遺跡=井手尾雅彦撮影
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 天武(てんむ)天皇(在位673~686)や聖武(しょうむ)天皇(同724~749)ら飛鳥~奈良時代の複数の天皇が訪れた吉野宮(よしののみや)〈離宮〉の有力候補地とされる奈良県吉野町の宮滝遺跡(国史跡)で、奈良時代前半(8世紀前半)の大型建物跡がみつかった。町教育委員会と奈良県立橿原(かしはら)考古学研究所(橿考研)が15日発表した。天皇の宮殿だけに許された規格の建物構造だったとみられ、専門家は実態が不明だった「幻の離宮」の所在地が解明されたとの見方を強めている。

 出土した掘立柱(ほったてばしら)建物跡は東西23・7メートル、南北9・6メートル。四方に庇(ひさし)がつき、周囲には石敷きがあったとみられ、吉野川まではわずか20メートルほどの近さだった。1989年に東端部分が出土していたが、昨年末からの調査で西側が出土し、全容が明らかになった。橿考研によれば、今回の建物跡と同じ東西9間、南北5間(または4間)の柱間を持ち、四方に庇がつく大型建物は、天皇が政務を執る大極殿(だいごくでん)や私的空間の内裏(だいり)正殿だけに許された最上級の規格とされる。奈良県橿原市の藤原宮や奈良市の平城宮の大極殿でも採用される。

 「日本書紀」によれば、吉野宮…

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