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 国の天然記念物オカヤドカリの繁殖シーズンを前に、国内有数の生息地として知られる徳之島町の金見崎海岸で13日、清掃活動が行われた。地元の金見集落(佐武義郎区長)の主催で約80人が1時間ほど作業し、軽トラック10台分のゴミを集めた。

 オカヤドカリは普段はアダン林などにいるが、梅雨明け前後からの約2カ月、大潮の夜に幼生を放出するために海を目指す。清掃に参加した手々小5年の金井孝太君(10)は「ゴミが減ってすっきりした。ヤドカリの繁殖はぜひ見てみたい」と笑顔だった。

 清掃は島の世界自然遺産登録に向けて保全活動を活発にしようと、環境NPO「徳之島虹の会」の呼びかけで昨年から始まった。ユネスコ諮問機関による「登録延期」勧告で今夏の遺産化は難しくなったが、佐武区長は「足元の浜からきれいにして、早期登録につなげたい」と話した。(外尾誠)

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