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 アメリカンフットボールの試合中に過度な反則行為で選手が負傷した関学大は13日、反則行為を受けた日大との定期戦後、初めての対外試合に臨み、昨季関東TOP8(1部)で最下位だった日体大に14―16で敗れた。両校の春の対戦で関学大が敗れるのは、1994年以来、実に24年ぶり。関学大の鳥内秀晃監督は「選手の心のどっかにあのこと(反則行為)があったんかもしれへんな」と首をかしげた。

 会場の神戸・王子スタジアムは試合前から降り続ける雨の影響もあり、関学大は思うように攻撃を進められなかった。逆に日体大に次々とパスを決められて、終始劣勢の展開。らしくない試合運びに、鳥内監督は「交代メンバーで出た選手にはええ経験になったかしらんけど、これが実力や」と厳しかった。

 日体大戦の前日。日大戦の反則行為について、監督らから選手に説明したという。「日大に抗議は送った。あとは、こっち(首脳陣)がやることやから、選手は気にせんと試合をやってほしい」と伝えた。監督によると、反則行為を犯した日大の守備選手とコーチが12日、兵庫県西宮市の関学大を訪れたが、「文書で申し入れしていることに対して、正式な回答がほしい」と鳥内監督ら首脳陣は会わなかったという。

 反則行為は、6日の日大戦で、日大の守備選手が関学大攻撃の1プレー目、関学大のクオーターバック(QB)がパスを投げ終えた約2秒後に、走って勢いをつけた状態で背後からタックル。QBはそのプレーで負傷退場した。日大の守備選手はその後のプレーでも不必要な乱暴行為を続け、5プレー目で退場処分となった。関学大は10日付で日大に抗議文書を送付している。(大西史恭