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 江戸時代以降、国内外に出漁した徳島県内の漁師たちの軌跡をたどる企画展「阿波漁民ものがたり―海を渡り歩いた漁師たちの5つの話」が、徳島市八万町の県立博物館で6月10日まで開かれている。潜水器漁業に用いられた潜水服や船上のポンプなどの漁具や、海産物を行商した県南部の女性たちなど計5テーマを展示する。観覧料は大人200円、高大生100円、小中学生50円。月曜休館。

 13日には、祖父が阿南市伊島の潜水夫だったという同島出身の神野富一・甲南女子大文学部教授(古代文学)による、潜水器漁業の歴史を紹介する講演があった。潜水器漁業は、全身を覆う潜水服に船上のポンプから空気を送り込みながら、水深数十メートルの海中で数時間にわたって貝などを採る漁法。

 神野教授によると、伊島では1889年、島の漁師・粟田徳蔵が始めたとされる。沈没船の引き揚げで見た潜水服を漁業に生かそうと考えたという。県の水産技手らの協力もあり、島の沿岸でアワビ漁を始めたが、素潜り漁師らに反対されて漁場を朝鮮半島南岸に移した。当時の国の政策もあり、多くの島民が朝鮮半島に移り住んだ。

 戦後、引き揚げた漁師らは潜水…

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