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 パリ中心部で通行人が殺傷された事件で、ハムザト・アジモフ容疑者の知人がシリアに渡航したとして、フランス警察当局が同容疑者を要注意人物と位置づけていたことがわかった。仏メディアが13日、一斉に報じた。

 ルモンドによると、アジモフ容疑者は1997年にロシアのチェチェン共和国に生まれ、仏東部ストラスブールで暮らしていた10年に仏国籍を取得した。

 仏警察は16年、シリア渡航を目指す若者のグループとつながりがあったとして、アジモフ容疑者を「脅威をもたらす可能性がある人物」と認定。17年には、容疑者とつながりのある人物がシリアへ向かったとして、容疑者から事情を聴いていたという。仏ニュース専門局BFMTVは、容疑者の複数の知人がシリアで見つかったと伝えた。

 一方、過激派組織「イスラム国」(IS)系のアマク通信は13日夜、アジモフ容疑者とされる動画を公開。映像では、目出し帽の男が「フランスはイスラム教徒を殺してきた。これまで私の同胞が何人も、(テロの)行動に移す前に、仏政府に(IS攻撃をやめるよう)圧力をかけるよう求めたが、仏市民は耳を貸さなかった」などと仏語で主張している。(パリ=疋田多揚)

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