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 エイズや肝炎などウイルスによる感染症。その治療薬は、かつては重い副作用などの問題を抱えていた。近年は、薬が効かない耐性ウイルスを抑え、少量で長期間効く薬が登場。ウイルスを倒すための戦略は、日々進化している。

 第2次世界大戦のころに使われ出した抗生物質は、細菌による病気の治療に革命をもたらした。しかし、ウイルスと戦う薬が世に出たのは、1980年代になってからだ。帯状疱疹(ほうしん)などを起こすヘルペスウイルスに効く「アシクロビル」だった。

 ウイルスは、細胞の機能を悪用して増える。そのため、細胞に害を与えずにウイルスだけを倒すのが難しかったのだ。

 アシクロビルが効く仕組みの〈…

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