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 ハウステンボス(長崎県佐世保市)へのカジノを含む統合型リゾート(IR)の誘致について考える講演会が13日、市内であった。海外のカジノを視察してきた静岡大の鳥畑与一教授(国際金融論)は集客数の試算に疑問を呈したほか、地元の観光業へのマイナス面も指摘した。

 政府は、今国会中にカジノ解禁につながるIR実施法案を成立させる方針。県と佐世保市がハウステンボス地域への誘致を目指しており、県内を中心に佐賀、福岡の企業などでつくる西九州統合型リゾート研究会の有識者委員会は年間来場者を500万人と試算し、うちカジノを利用する200万人中60万人が海外客と見込んでいる。

 鳥畑氏はこの試算について、空港からのアクセスがいい北海道苫小牧市の構想と比べても過大だと指摘。「アジアにはマカオやシンガポールなどの競争相手がある。(海外の)カジノ事業者のターゲットは日本人の懐だ」としたうえで、「国内の観光客はカジノで金を使い、長崎の景観や食を楽しむ本来の観光業を細らせる」との懸念を示した。

 このほか、鳥畑氏は「IRはホ…

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