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 宮崎植物研究会会長、南谷忠志さん(77)=宮崎市恒久5丁目=が半世紀にわたって収集してきたミツバツツジ類の資料を分類した結果、九州や四国などに分布する1新種、1新亜種、11新変種を見つけた。植物学者の助力を得てまとめた国際論文が専門誌「植物研究雑誌」4月号に掲載された。

 南谷さんによると、ミツバツツジ類は、ツツジ科ツツジ属の落葉低木。国外には中国と台湾に5種あるだけだが、日本列島では約20種と多様に進化している。各地の春を美しく彩っているが、花の期間が短く、分類方法も明確でなかったため、これまで全容がわからなかったという。

 南谷さんは今回、つぼみの中の花の数や、雌しべや葉にある「腺毛(せんもう)」と呼ばれる粘液を分泌する毛の形などを分類の基準とした。1万点にのぼる標本資料を作製し、組織を解剖したり、拡大画像を比較したりして分類した。

 今回わかった新種は、九州の標…

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