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 首都圏や関西で最近、浪人生が増えている。大手予備校の浪人生コースでは、久しぶりに入学制限したところもある。大きな原因になっているのは、大規模私立大が入学定員を厳格に管理し、合格者数を絞り込んでいることだ。地方の大学へ学生を誘導しようと文部科学省が進めている政策の結果だが、思わぬ副作用が受験生を苦しめている。

 「過去問を解いた時は合格点が取れていたのに落ちました。受かると思っていた学部もダメでした」。この春から、浪人生として東京都内の大手予備校に通う女性(18)は、大学受験をこう振り返る。

 早稲田大の文系学部に絞って受験した。学部によっては模試で合格の可能性が高い「A判定」も出たが、結果はすべて不合格。高校の先生も「受かると思っていた」と残念がった。大規模大が合格者数を減らしていることは知っていたが、「少し甘く見ていたかも。この時期に受験生になって運が悪かったです」。

 同じ予備校に通う友人の女性(18)は、合格者をあまり減らさない大学もあるため、どこを受験するかで結果に差が出たと感じた。志望する大学は今春、1千人規模で合格者を減らし、来年も絞る見込みだと予備校から説明を受けた。「受験生のことも考えてほしい。来年に向けて毎日こつこつ頑張るしかない」

 少子化などに伴い、浪人生は減少傾向が続いてきたが、この2年ほどは増えている。大学入試センター試験で浪人生が大半の「既卒等」受験生は2016年に10万1千人だったがそれから増え、この春は10万9千人だった。

 大手予備校でも、浪人生が増えている。駿台予備学校は今春、首都圏と関西の校舎で浪人生向けの私立文系コースへの入学者が3割、国立文系が2割増えた。定員の都合で、久しぶりに入学を断るケースもあったという。河合塾でも同様に私立・国立の文系コースで生徒が増えている。

 代々木ゼミナールは、首都圏で…

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