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 米国でスポーツ賭博が広がりそうだ。米連邦最高裁は14日、スポーツ賭博を禁じている連邦法を違憲とする判決を下した。州によっては今年中に合法化する可能性がある。

 米連邦最高裁は「米議会がスポーツ賭博を直接規定するか、それを選ばなかった場合は、判断は各州に委ねる」とした。米国は1992年に、「プロフェッショナルおよびアマチュアスポーツ保護法」を制定。スポーツ賭博は、ラスベガスがあるネバダ州のみ、全面的に認められてきた。

 だが、市場は年間1500億ドル(約16兆円)ともいわれる。高い税収を見込み、合法化を目指す州は多い。米CNBCは「(今回提訴し)積極的な姿勢を見せるニュージャージー州など、8~9州が今年中に動くだろう」と予想する。

 歴史的な転換を受け、プロリーグも続々と声明を出した。米プロフットボールリーグ(NFL)と、米プロバスケットボール協会(NBA)は流れを好意的に受け止めつつ、明確で統一的な基準作りを訴えた。八百長のあった1919年のブラックソックス事件や、野球賭博の関与で大リーグ最多4256安打のピート・ローズを永久追放するなど、暗い過去がある大リーグは「他のプロスポーツと連携し、競技の品位を守る方法を追求したい」と慎重だ。リーグによっては、各州に一定の手数料を求める考えがあるという。

 また、アマチュアの全米大学体育協会(NCAA)の最高法務責任者はAP通信に、「まだ決定の詳細を確認している段階だが、最高裁が出した方向に合わせていくことになるだろう」とも話している。(遠田寛生)

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