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 朝鮮中央通信は16日未明、板門店で同日予定していた北朝鮮と韓国の高官会談を中止すると発表した。11日から韓国周辺で実施されている米韓の合同空軍演習「マックスサンダー」に反発した。同通信は「日程に上がっている米朝首脳会談の運命も沈思熟考しなければならない」と警告した。

 同通信は、南北高官会談中止についての責任は韓国側にあると主張。「我々は米国と南朝鮮(韓国)当局の今後の態度を鋭利に見守る」と訴えた。

 韓国政府によれば、南北高官会談は4月27日の南北首脳会談の結果を受けたもので、北朝鮮が開催を提案していた。マックスサンダーは今月半ばから既に実施されており、突然の中止発表の背景には、6月12日に開かれる米朝首脳会談に向けた交渉を有利に展開したい北朝鮮側の意図がありそうだ。(ソウル=牧野愛博)