[PR]

 イスラム教徒の人口が世界で最も多いインドネシアで17日朝、イスラム教徒が日の出から日没まで飲食を断つラマダン(断食月)が始まった。

 ラマダン入りを控えた16日、首都ジャカルタの公営墓地では大勢の市民の姿がみられた。インドネシアではラマダン開始の1週間前から前日まで、家族で墓参りするのが慣習となっている。芝生に覆われた墓石のそばに座り、聖典コーランの一節を暗唱。花びらをまいて故人をしのんだ。

 インドネシアでは過激派によるテロが相次ぐ。ジョコ大統領は16日に大統領府で閣議を開き、「助け合いの精神と社会の調和を優先し、国民が安心してラマダンを迎えられるようにしてほしい」と呼びかけた。

 一方、サウジアラビアやエジプトなど多くの中東諸国でも17日朝からラマダン入り。アラブ首長国連邦のドバイでは、ラマダン中に使うランタンや飾りが店に並んだ。期間中は日没後に家族が集まって盛大な食事を取ったり、街に繰り出したりする。(ジャカルタ=野上英文、ドバイ=高野裕介)