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 第三セクター「いすみ鉄道」(本社・千葉県大多喜町)の鳥塚亮社長(57)は、6月の任期満了をもって退任する意向を固めた。同月の株主総会で承認される見通し。存続が一時危ぶまれていた同鉄道の2代目公募社長に就任して9年。鳥塚氏は16日、朝日新聞の取材に「地域でいすみ鉄道を活用する道筋はできた。公募社長としての役割は終了したと思う」と話した。

 いすみ鉄道は元国鉄木原線で、JR東日本での運用を経て1988年から営業を始めた。しかし赤字が続き、経営再建を図るため社長を公募した。初代の公募社長は任期途中の2009年2月、知事選に出馬するため辞任。再度の公募で、航空会社に勤務していた鳥塚氏が選ばれ、同年6月に就任した。

 鳥塚氏は、車両にムーミンのキャラクターをあしらった「ムーミン列車」を走らせたり、運転手不足の解消を目指して訓練費用700万円を応募者自身が負担する社会人対象の運転士養成制度を始めたりして話題となった。養成制度では計11人の運転士を育て、現在のいすみ鉄道の中核になっている。また、売店での販売にも力を入れ、収支改善に力を尽くした。

 県のいすみ鉄道再生委員会は存…

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