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チャイナ・スタンダード(世界を席巻する中国式) @カンボジア

 「この1年、カンボジアは様々な困難に直面したが、国民と国家の安全は守られた。今年は『カラー革命』失敗の年だ」

 カンボジアの正月を控えた2018年4月9日、首相のフン・センが祝賀メッセージを出した。フン・センは5年ほど前から「平和をかき乱す悪事」として頻繁に「カラー革命」という言葉を口にする。

 カラー革命とは2000年ごろから、旧ソ連・東欧や中東諸国で独裁や腐敗に抗議して政権を倒した民主化運動を指す。ジョージア(グルジア)の「バラ革命」、ウクライナの「オレンジ革命」、アラブの春の起点となったチュニジアの「ジャスミン革命」など色や花にまつわる名前が多いことから、そう総称される。

 カンボジア当局が最大野党・救国党の党首、ケム・ソカ氏の党首を逮捕してまもない17年10月、政府広報班が制作したビデオがテレビとネット上で公開された。

 タイトルは「カンボジアのカラー革命 2013~17年」。47分間の映像は、旧ソ連・東欧の革命やアラブの春でデモ隊が拳を掲げて行進し、市民が棒で警官を殴打して町中で炎が上がる模様から始まる。デモの背後に米国の支援があったとの解説がかぶさり、拳をあげるカンボジア人男性の写真へと移る。野党党首のケム・ソカ氏だ。

 映像はさらに、野党が躍進した…

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