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 西鉄天神大牟田線の大善寺発西鉄福岡行き普通列車(4両編成)が、一部の扉が開いた状態で走行し、国の運輸安全委員会は16日、事故につながりかねない重大インシデントと認定して、鉄道事故調査官2人を派遣して調査を始めた。

 西鉄によると、普通列車は15日午後4時50分ごろに春日原(かすがばる)駅(福岡県春日市)を発車。直後にホームの客から扉が開いているのを知らされた車掌が、3両目の扉が約40センチ開いているのを確認した。だが、次の停車駅の雑餉隈(ざっしょのくま)駅(福岡市博多区)までの約1・5キロを約4分間、緊急停止させずそのまま最大で時速60キロで走行したという。乗客約70人にけがはなかった。

 運輸安全委が鉄道の重大インシデントを認定するのは今年初めて。「乗客が転落する事故につながりかねなかった」として、今後詳しく調べる。(小川直樹)