【動画】地表から吹き出す噴煙 ハワイ島の立ち入り禁止区域=宮地ゆう撮影
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 米ハワイ島でキラウエア火山が3日に噴火して2週間が経つのを前に、15、16日、立ち入り禁止区域へハワイ州軍に同行して入った。地表の亀裂から溶岩や煙が噴き出した場所は約20カ所にのぼり、約30軒の住宅が焼失。住民約2千人に避難命令が出たままだ。島全体の観光への影響も懸念されている。

 島東部ヒロから車で約50分。のどかな田舎道から轟音(ごうおん)が響き渡り、100メートルほど先の地割れした場所から火柱や白煙が上がっているのが見えた。数十メートルの高さまで小さな黒い岩石のようなものが飛んでいる。

 「逃げろ、と言ったらすぐに走って車まで逃げるように」と、州兵が二酸化硫黄ガスを検知するセンサーを手に念を押した。道路にも亀裂が入り、電柱が倒れていた。

 被災地の周辺に暮らす男性(29)は友人宅に身を寄せているという。「火山には慣れていたが、疲れがたまってきた」と話す。家が溶岩にのみ込まれた時に備えて、家財道具を毎日少しずつ、別の友人宅に動かしているという。多くの住人が避難所や知人の家などに身を寄せてしのいでいる。

 建設業のクリストファー・ノーブルさん(52)は「25年近くこの島に暮らしてきたが、ここまで住宅地に迫った噴火は経験がなかった」と言う。

 ただ、火山と溶岩とともに常に…

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