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 西城秀樹さんを「ライバルだった」と語る歌手の八代亜紀さん。思い出を朝日新聞の取材に語った。

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 昨年夏、静岡で開かれた音楽イベントでご一緒しました。楽屋で会うなり、「秀樹、元気?」と言ってハイタッチ。実は「ヤングマン」が発売された1979年、私の「舟唄」も発売され、お互いに年間ランキングを競ったライバルだったのです。

 あのころ、歌番組で秀樹が「ヤングマン」を歌うと、私たち歌手も全員、舞台の後方で「Y、M、C、A」と踊っていました。演歌だろうがロックだろうがフォークだろうが、ジャンルに関係なくみんな歌を楽しんでいた時代でした。

 ライバルでしたが、とても仲が良かった。秀樹は私のことを「おねえさん」と呼ぶのです。大スターでかっこよかったけど、まったく偉ぶらない。おちゃめで楽しく明るい人でした。(編集委員・小泉信一