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 西鉄天神大牟田線で15日、普通列車の扉1カ所が1駅分開いたまま走行した事故で、西鉄は17日、扉はさらに1駅手前の白木原(しらきばる)駅(福岡県大野城市)から雑餉隈(ざっしょのくま)駅(福岡市博多区)まで2駅(約2・8キロ)間で開いたままだったと発表した。乗客がインスタグラムに投稿した動画を社員が見つけ、発覚したという。

 西鉄によると、列車は大善寺発西鉄福岡(天神)行きの上り普通列車(4両)で、15日午後4時47分に白木原駅を出発した。約3分後、次の春日原(かすがばる)駅(福岡県春日市)を出発する際、車掌がホームの客から、3両目の扉1カ所が開いていることを指摘された。

 車掌は車内から扉が開いていることを確認したが、次の雑餉隈駅まで約4分間、最高時速60キロで走行した。当初、扉の開き幅は車掌の目視から40センチと発表したが、動画を元に約65センチ、両開き扉の左側が全開だったと確認した。乗客約70人にけがはなかった。

 車両は1987年製。最後に扉を詳しく検査した2016年9月時点で異常はなかったが、事故後の西鉄の調査では、扉の上にある開閉装置と扉をつなぐ金具が外れていた。国の運輸安全委員会は重大インシデントと認定し、鉄道事故調査官2人を派遣。17日に車両の調査を終えた。(伊藤宏樹)