4年半にわたって政府軍と反政府勢力の内戦が続くアフリカ東部の南スーダン。北部ベンティウ近郊にある同国最大の国内避難民キャンプを訪れると、女性は危険を冒して薪を拾い集め、子どもたちは外灯の下で勉強していた。人口の3分の1にあたる約430万人が難民・国内避難民になったが、和平実現の見通しは立たない。(ベンティウ=石原孝)
赤茶色の砂煙が舞う中、薪や炭を頭上に載せた女性や裸足の子どもたちが歩いてきた。周辺では、国連南スーダン派遣団(UNMISS)のモンゴル軍兵士が銃を構え、警戒にあたる。
3日夕、ベンティウ近郊。女性や子どもたちが向かう先は、国連が設置した国内避難民の保護キャンプだ。同国最多の約11万3千人が暮らす。周辺には戦闘で焼け落ちた多数の車両が放置され、子どもたちの遊び場になっていた。
レベッカ・ゲンさん(30)は2013年12月、武装した男たちに自宅を焼かれ、夫を射殺された。4人の幼子を連れて5日間かけて、自宅から約80キロ離れたこのキャンプに逃れた。
キャンプの女性たちは800南…
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朝日新聞国際報道部