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波聞風問

 大型連休のさなか、長野県北部の温泉街に泊まった。翌朝カードで宿代を払おうとすると、「使えません」。それは意外な理由だった。

 「お恥ずかしい話なのですが、今月いっぱいで宿を閉じるんです」

 昭和のはじめから続く旅館の3代目が事情を説明してくれた。彼いわく、温泉街をひいきにした官公庁の接待がなくなった。長野五輪で改築した投資も負担だった……。

 インバウンドの足音も聞こえなかった。「外国人が好むのは東京から京都までのゴールデンルート。このあたりでは善光寺止まりです」。宿の経営は近くのホテルに引きつがれ、再出発を期す。

 人口も市場も縮んでいくこの国で、大企業も生き残りの決断を迫られる。

 江戸中期に創業した武田薬品工…

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