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 マレーシア警察は16日から18日にかけて、ナジブ前首相の関係先とみられるクアラルンプール市内のマンションなどを捜索し、ハンドバッグ284箱分や現金などを押収した。

 ハンドバッグはエルメスの「バーキン」、シャネル、ルイ・ヴィトンといった高級ブランドばかり。ナジブ氏の妻ロスマ氏は、豪華な暮らしぶりで知られる。3千足ともいわれる靴を持っていたフィリピンのマルコス元大統領夫人にちなみ、「マレーシアのイメルダ夫人」と呼ばれる。

 警察は、ロレックスなどの高級時計や宝石の入った72箱も押収。金の延べ棒100キロ分や、1億リンギ(27億円)近くの現金も含まれるという。地元紙は「押収額が多すぎて計算できない」という警察官の声も報じた。現金を数えるため、紙幣計算機もマンションに運び込まれたという。

 マレーシアで初めて政権交代を果たした新首相のマハティール氏は、ナジブ氏による政府系ファンド「1MDB」の資金不正流用疑惑を追及すると明言。警察関係者は地元メディアに、「捜索は捜査の一環だ」としている。(シンガポール=守真弓)