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 京都大学発祥のベンチャーと京都に本社を置く電子部品メーカーが、ほぼ「純京都産」の電気自動車(EV)をつくった。この車に搭載された実績を武器に、大手自動車メーカーに部品を売り込む。

 ダッシュボードには液晶画面が二つ。運転席横の通常サイドミラーがある位置には、鏡ではなくカメラがはめ込まれている。会場で注目を集めていた流れるような曲線の白いスポーツカーには、最新技術がふんだんに採り入れられていた。

 25日まで横浜市の大型展示場「パシフィコ横浜」で開かれている「人とくるまのテクノロジー展」。京セラは12年ぶりにブースを設け、京都のベンチャー「GLM」といっしょに作った試作車を展示した。EVで、最高時速は180キロ。停止状態から3・9秒で時速100キロに達する加速性能が売りだという。

 京セラは電子バックミラーや液晶メーターなど、京セラが持つ12種類の技術を提供した。このほか、リチウムイオンバッテリーはGSユアサ、バッテリーの電源スイッチにあたるパワーリレーはオムロン、電圧を変換するコンバーターはニチコンと、試作車には京都企業の製品が満載だ。

 京セラはこれまでも、祖業のセラミック加工技術を生かしたヒーターやセンサーなどの自動車部品をつくってきた。だが今回は、自動車メーカーからの注文ではなく、車づくりから携わった。稲垣正祥研究開発本部長は、「一からつくりあげることで、開発現場の力が上がった」と言う。

 GLMは、京都大学のプロジェクトを母体に2010年に設立。14年にEVのトミーカイラZZを発表し、99台限定で販売。その先には量産化を目指していた。だが、大手メーカーが続々とEVに参入したことで、考えが変わった。「小さな会社では太刀打ちできない」(広報担当者)

 GLMは今年3月、新興国の自動車メーカーや、新規参入をめざす素材・部品メーカーなどを支援するコンサルタントに生まれ変わることを決めた。トミーカイラZZは、部品メーカーにとって「走るショーケース」となった。田中智久最高執行責任者は「配車サービスなど、新規参入をめざす異業種との協力も可能だ」と話す。

■脱スマホ依存で商…

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