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 米ホワイトハウスは18日、空席の駐韓大使に太平洋軍トップのハリー・ハリス司令官(海軍大将)を指名する、と発表した。2月にハリス氏を駐オーストラリア大使とする人事が発表されており、発表後の大使人事の変更は異例だ。

 ホワイトハウスは、ハリス氏の駐韓大使指名を発表した声明文で「海軍将官として深い知識とリーダーシップ、インド太平洋地域における地政学の専門知識を持つ」と紹介した。

 ハリス氏は、トランプ大統領の信任が厚いとされ、北朝鮮への軍事的選択肢の策定にも携わってきた。2014年、太平洋軍司令官の上院指名公聴会で、北朝鮮については「最も激しやすく、危険な脅威」と表現。トランプ政権としては6月12日開催の米朝首脳会談を前に、北朝鮮に対して非核化に向けた強い姿勢を打ち出す狙いがありそうだ。

 トランプ政権下における駐韓大使人事は異例続きだ。当初、ビクター・チャ元米国家安全保障会議(NSC)アジア部長が内定していた。しかし、チャ氏が米政府当局者に北朝鮮の軍事中枢に対する先制攻撃への反対意見を伝えたのち、1月に人事が撤回された。チャ氏は朝日新聞の取材にこれらの事実関係を認めている。

 ハリス氏は1956年、神奈川県横須賀市生まれ。父は米海軍軍人、母は日本人。15年に太平洋軍司令官に就任した。(ワシントン=園田耕司)

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