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 佐藤天彦名人(30)に羽生善治竜王(47)が挑戦している第76期将棋名人戦七番勝負第4局(朝日新聞社、毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、九州電力、QTnet協力)は20日午前9時、福岡市中央区の「アゴーラ福岡山の上ホテル&スパ」で2日目が始まった。前日に佐藤名人が封じた47手目は▲5六角。いったん角を逃げる穏やかな手だった。

 羽生挑戦者が2勝、佐藤名人が1勝して迎えた本局は佐藤名人が先手。第1局と同じ横歩取りの戦型から中盤、大駒が大きく動く、激しい戦いになり、終盤戦にさしかかったところで19日午後6時31分、佐藤名人が手を封じ、1日目が終わった。

 20日は名人が午前8時49分、挑戦者が同50分に入室。記録係の西田拓也四段(26)の読み上げに従って両者が前日の指し手を再現し、立会人の深浦康市九段(46)が封じ手を開封した。「封じ手は▲5六角です」。名人がその手を指し、対局が再開した。

 持ち時間各9時間のうち、消費時間は名人が3時間12分、挑戦者が4時間54分で、挑戦者が1時間42分多く使っている。午後0時30分から1時間の昼食休憩と午後6時から30分の休憩を挟み、20日夜に決着する見込みだ。(村上耕司)