長野)梅棹忠夫文学賞に大竹英洋さん 神戸の写真家

有料会員記事

近藤幸夫
[PR]

 探検家としても知られた民族学者・文化人類学者の故梅棹忠夫さんにちなんだ「第7回梅棹忠夫・山と探検文学賞」の授賞式が20日、長野県松本市の信濃毎日新聞松本本社であり、受賞作「そして、ぼくは旅に出た。――はじまりの森 ノースウッズ」(あすなろ書房)の著者で写真家の大竹英洋(ひでひろ)さん(43)=神戸市=が記念講演をした。

 大竹さんは京都府舞鶴市生まれ。一橋大ではワンダーフォーゲル部に所属し、1999年から米・カナダ国境付近から北極圏にかけて広がる北米の湖水地方「ノースウッズ」を拠点に、野生動物や自然と人間の関わりを追って撮影を続けている。

 受賞作は50作品の中から選ばれた。大竹さんが99年5月から約3カ月間、ノースウッズを目指し、そこでの様々な出来事をつづった。ハクトウワシやビーバーなどの野生生物と接した際の感動や人と動物たちが共存する姿、観測史上最大級の嵐との遭遇……。ナショナルジオグラフィック誌などで活躍している自然写真家のジム・ブランデンバーグさんとの出会いをきっかけに、自然写真家として生きていく決意を固めた旅の記録でもある。

 選考会では「素直でしなやか…

この記事は有料会員記事です。残り245文字有料会員になると続きをお読みいただけます。