登山家の栗城史多(くりきのぶかず)さん(35)が21日、ヒマラヤ山脈のエベレスト(8848メートル)の登山中に死亡した。所属事務所が明らかにした。登る様子をインターネットで生中継する登山スタイルで好評を得ていた。

 4月17日に日本を出発後、27日にネパール側のベースキャンプに到着。5月5日から登山を開始し、20日に7400メートル付近まで到達したが、体調不良で下山中だったという。別動していた撮影隊が21日朝、7千メートル前後で遺体を発見した。滑落したような外傷はなかったという。同日未明、ベースキャンプにいるスタッフに下山の意思を伝える無線連絡があったのが最後のやり取りになった。

 栗城さんは7大陸最高峰の「単独無酸素」での登頂を目指し、最後に残されたエベレストに8度目の挑戦中だった。今回は、通常ルートより高難度の南西壁から山頂を目指していた。