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 アダルトビデオ(AV)に出演する仕事を紹介したとして、職業安定法違反(有害業務の紹介)の罪に問われた、会社役員の高木誠被告(31)ら3人の初公判が22日、東京地裁であった。3被告とも「間違いありません」と述べ、起訴内容を認めた。

 他の2人は、スカウト役だった元少年(21)とAVプロダクション社員善麻(ぜんああさ)被告(36)。

 起訴状などによると、3人は2016年2月末、わいせつな行為をさせることを知りながら、当時19歳だった専門学校生の女性を東京都渋谷区のAV制作会社に紹介したとされる。「普通のモデル事務所だ」と仕事を偽っており、女性がAV出演を拒むと、「断れば撮影代など莫大(ばくだい)な金を払ってもらうことになる」などと脅したという。

 善被告は被害女性の調書の一部内容について争う姿勢を示しており、途中で公判が分離された。

 一方、高木被告ら2人は「女性の気持ちを考えなかった」と供述。検察側は2被告に対する論告求刑で「モデルになりたいという未成年の被害者の夢につけ込み、卑劣きわまりない」と指摘し、いずれも懲役1年6カ月を求刑した。