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 落語家の月亭方正(ほうせい)が11日、大阪・なんばグランド花月で独演会を開いた。40歳を迎えた2008年にお笑い芸人・山崎邦正から転身し、10年の記念公演。創作から古典の大ネタまで3席を披露し、満員の客席から万雷の拍手を浴びた。

 舞台上で師匠の月亭八方から花束を贈られて涙ぐんだが、終演後は「舞台に出た最初の笑いで『今日は大丈夫や』と思えて、楽しくできた。まだまだやなと感じる部分もあったけど、気持ちよかった」と笑顔を見せた。10年間を「むちゃくちゃ早かった」と振り返り、「師匠に落語の命をいただき、いろいろ教わった。感謝の気持ちが自然と芽生えてくる」と語った。

 ファンの中にはまだテレビ時代のイメージも強く、落語家としての葛藤もあるというが、「最後は自分がどうとかじゃなく、お客さんが喜ぶことをやろう、と。それを考えたら迷わない」。童顔の50歳はさらなる精進を誓った。(深松真司)