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 合鍵づくりや靴修理などを請け負う店頭で、ちょっとした異変が起きている。

 地下街や百貨店に小さな売り場を構える「ミスターミニット」。昨年度の腕時計の電池交換の件数が1・6倍に増えた。靴やかばんの修理も増えつつある。500万件という全体からすれば微増だが、それでも1年間に計11万件増えた。

 なぜか。経営戦略室の菅原聡さんは「増えた分の大半が販売目的でしょう」と言う。つまり、使わなくなり、動かなくなった時計を売るには動くことを証明しなければならない。時計バンドの交換依頼も増えている。

 いずれも、フリーマーケットアプリ「メルカリ」の普及から急速に拡大した中古品市場の影響という。時計は靴やかばんほど中古品への抵抗が大きくないようで、持ち込まれやすいらしい。

 こんな来店客もいる。メルカリの画面を見せて「この靴の汚れは取れますか」と聞いてくる。購入前の確認だろう。また、安く買って、修理を依頼して、高く売っているような常連客もいる。

 使い捨ての時代から再利用の時代へ。色んなところで変化が起きている。

(編集委員)

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