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 防衛省が「ない」としてきたイラク派遣時の活動報告(日報)が自衛隊内で見つかった問題で、同省は23日、調査結果を国会に報告した。当時の稲田朋美防衛相の探索指示を陸上幕僚監部など受け手が「認識していなかった」として、組織の意図的な隠蔽(いんぺい)を認定しなかった。豊田硬事務次官を口頭注意とするなど17人を処分した。

 小野寺五典防衛相は23日午前、防衛省で記者団に対し、「防衛省・自衛隊が組織として大臣の指示に適切に応えられず、シビリアンコントロール(文民統制)にもかかわりかねない重大な問題」と述べたものの、「綿密に聞き取りしたが、組織的隠蔽という事案にはつながらない」とした。

 報告書によると、稲田氏が昨年2月22日に「イラクの日報は本当にないのか」と発言したことについて、探索の「指示」と認定。当時の辰己昌良・統合幕僚監部総括官が統幕の職員を通じて陸幕などに「再探索を指示」したが、「陸幕は大臣指示と認識しなかった」とした。小野寺氏は、統幕の指示伝達自体が「あいまいな形のメールで部下に伝わっていた」と述べ、命令が不徹底だったとの認識を示した。

 南スーダンの国連平和維持活動(PKO)の特別防衛監察中の昨年3月27日、陸自研究本部教訓課長が外付けハードディスクにイラク日報を発見。「陸幕への報告の要否を部下を通じて総合研究部総括室に確認したが、報告は不要との回答を受領」したという。3日後、陸幕から照会を受けた教訓課の文書公開担当者は「存在しない」と回答。このことを「課長に報告しなかった」として、事務処理が不適切だったと指摘した。

 この結果を踏まえ、豊田次官を口頭注意、河野克俊統合幕僚長を訓戒とした。最も重い処分は教訓課の文書公開担当者に対する減給。小野寺氏や稲田氏の責任を問うものはない。

 小野寺氏は23日朝、調査結果…

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