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 秋田県大館市比内町の東館小学校で23日、6年生19人が曲げわっぱの飯器作りに挑戦した。職人の指導を受けながら木づちや接着剤を使って飯器の底の部分を仕上げた。飯器は専門業者に塗装してもらった後、7月上旬の米飯給食で「マイ曲げわっぱ」として使う。

 大館曲げわっぱ協同組合が市の助成を得て市内の全17小学校の5、6年生を対象に「曲げわっぱ学校給食事業」として始めた。郷土の伝統工芸品に親しんでもらい、実際に使ってもらうことで曲げわっぱの良さを知ってもらうのが狙いだ。

 この日は、組合の伝統工芸士会の佐々木悌治会長(86)ら2人の職人が指導に当たった。「あて木」と呼ばる板を使い、隙間ができないように底板をはめ込むなど、三つの工程に挑戦した。安保千洋さん(11)は「接着剤をきれいに取り除く工程が難しかった。この器だとご飯がおいしくなりそう」と話した。(加賀谷直人)