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 トヨタ自動車などが支援する若手技術者の有志団体「カーティベーター」は23日、開発を進める「空飛ぶクルマ」の新型の試作機を初公開した。2020年に開かれる東京五輪でのデモ飛行をめざしている。

 この日横浜市で始まったイベント「人とくるまのテクノロジー展」で試作機をお披露目した。

 試作機「スカイドライブ SD―01」は長さと幅が3・8メートル、高さは1・3メートルほど。アルミの枠組みの上に2人分の座席を設けた。前二つ、後ろ一つのタイヤと、四隅に2組ずつのプロペラがある。電動で地上を走るほか、垂直に浮き上がったり、飛行したりすることをめざす。人の代わりに重りを載せ、無人での飛行試験を始めている。

 カーティベーターは自動車メーカーの若手技術者らが12年に立ち上げ、約100人が業務外の平日夜や週末に活動。トヨタをはじめNECなど大手メーカーから資金援助を受けている。当面の目標は、20年開催の東京五輪開会式で聖火台に火をともすことだ。

 共同代表の福沢知浩さん(31)は、電池や法規制、騒音といった課題を挙げ、「開発はここからが勝負。未知数な部分も多いが、問題を解決していきたい」。同展は25日まで横浜市のパシフィコ横浜で開かれ、自動車や部品メーカーなどの約600社が出展する。(竹山栄太郎)