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 競泳男子の今夏のアジア大会(ジャカルタ)日本代表で、昨年の世界選手権50メートル背泳ぎ銀メダルの古賀淳也(30)=第一三共=がドーピング検査で陽性反応が出たため、アジア大会への派遣を取り消されることになった。

 3月2日に受けた世界反ドーピング機関(WADA)の競技会外検査で採取されたA、Bの二つの検体から、筋肉増強効果のあるたんぱく同化薬の一種である「選択的アンドロゲン受容体調整薬」が検出されたという。古賀側は、今年から食生活を改善するために摂取したサプリメントに混入していた可能性を指摘している。すでに公聴会(ヒアリング)を希望する手続きを済ませており、当日は意図的ではなかったなどを主張する予定。

 同様の物質では4年間の資格停止が原則だが、意図的でないと判断されれば2年間に短縮されるケースが多い。ドーピング違反が確定すれば、競泳では昨年9月の日本学生選手権に出場した大学生の選手に続いて2人目で、日本代表選手では初めて。

 古賀は埼玉県出身。2009年の世界選手権では、男子100メートル背泳ぎで金メダルを獲得し、昨年のリオデジャネイロ五輪では400メートルリレーに出場した。今年4月の日本選手権では50メートル背泳ぎで国際大会の派遣標準記録を突破し、今夏のアジア大会の代表に選ばれていた。