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 中国の「無印良品」が、外装に「原産国:台湾」と印刷された商品を販売したとして、上海市当局から罰金20万元(約340万円)の行政処罰を受けたと、23日、中国メディアが伝えた。中国の習近平(シーチンピン)指導部は、台湾は中国の一部であるという「一つの中国」原則を強く主張しており、主権や領土に関わる問題に対し、厳しい対応が目立っている。

 メディアや上海市の発表によると、行政処罰を受けたのは、無印良品を展開する良品計画(本社・東京)のグループ企業「無印良品(上海)商業有限公司」。2017年8月、日本で包装されたスチール製の室内物干し約120個を輸入した際、外装に「MADE IN TAIWAN 原産国:台湾」と印刷されていたものを、そのまま中国国内の店舗やインターネットで販売したという。

 こうした行為が、広告は国家の尊厳や利益に損害を与えてはならない、などとする「広告法」の規定に違反したとしている。

 無印良品では、今年1月にも、中国国内の店舗で配布したカタログの地図に、中国が領有権を主張する尖閣諸島(中国名・釣魚島)が掲載されていなかったなどとし、中国当局から注意を受けて廃棄していたことが明らかになっている。(上海=宮嶋加菜子)