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 トランプ米大統領の娘婿のクシュナー上級顧問が、トランプ政権の最高機密情報に再びアクセスを許可されたことが23日、分かった。複数の米メディアが伝えた。クシュナー氏のアクセス権限は、連邦捜査局(FBI)などによる資格審査が終わっていないとして2月に制限されていた。

 クシュナー氏のアクセス権限については、米大統領選に介入したとされるロシア側との接触や、海外投資による利益相反の可能性が資格審査の遅れにつながっていたとみられる。

 クシュナー氏は2月までは、暫定的な資格で最高機密にアクセスができた。しかし、ケリー首席補佐官が規律強化の方針を示し、正規の資格をアクセスの条件としたため、クシュナー氏の権限も制限された。クシュナー氏は、中東などの外交でも主導的な役割を果たしているため、情報の制限の影響が懸念されていた。

 CNNなどによると、クシュナー氏は昨年11月と今年4月中旬に、ロシア疑惑を捜査するマラー特別検察官の任意の聴取に応じたという。聴取が今回の許可に関係しているとみられる。

 機密情報を取り扱うには、セキュリティークリアランス(秘密取扱者適格性確認)制度の資格審査を受ける必要がある。(ワシントン=杉山正)