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じっくり考えるほど、効果的な学習に? ラットで実験

田中誠士
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 長い時間をかけて考えた末に間違えたラットの方が、すぐに判断したラットより成績が良かったとする研究結果を、東京大などのグループが、米科学誌プロスワンに発表した。

 東大薬学系研究科の池谷裕二教授(神経科学)らは、壁に二つの穴がある小部屋にラットを入れ、どちらかの穴をライトで緑色に点灯させ、無点灯の穴に鼻先を入れると、後で餌が得られる(正解)実験をし、8割以上の確率で正解を選ぶまでの回数を調べた。

 穴の選択にかかった時間と正解率の関係を調べたところ、4秒以上かけてじっくり考えたラットは、平均400回以下で8割以上に達したが、3秒以内に選んだラットは600回以上かかった。

 池谷さんは「間違えたという結果ではなく、それまでのプロセスが重要なことがわかった。今後脳内の神経回路の動きを明らかにしていきたい」と話す。

 

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