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 サッカーの日本代表監督を解任されたバヒド・ハリルホジッチ氏(66)が24日、日本サッカー協会と田嶋幸三会長を相手に慰謝料1円と、全国紙への謝罪広告掲載などを求めて東京地裁に提訴した。ハリル氏の代理人は記者会見し、慰謝料を1円とした理由について「お金ではなく、謝罪と説明を望んでいる」と説明した。

 ハリル氏は2015年に代表監督に就任し、昨年8月にはワールドカップロシア大会への出場を決めた。しかし、今年4月7日に監督を解任され、田嶋会長は同月9日の記者会見で「選手との信頼関係が薄れた」などと理由を説明した。

 訴状でハリル氏は「(ハリル氏が)コミュニケーション能力を持たず、独断・独裁的で、その性格の問題は矯正不可能なほど深いものであるかのような印象を与えた」と指摘。「サッカー監督としての社会的評価を著しく低下させた」として、名誉を傷つけられたと主張している。

 ハリル氏は提訴後、「私の名誉はもちろん、選手との3年にわたる努力も否定された。一切の敬意なくなされた発言を私は受け入れることができません」とコメントを発表した。

 提訴を受けて同協会は「訴状を見ていないのでコメントできないが、名誉毀損(きそん)に該当する事実はない。契約解除の手続きに問題はなく、残任期間の報酬全額の支払いも完了しています」とのコメントを出した。(北沢拓也)