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 24日午後3時55分ごろ、熊本空港(熊本県益城〈ましき〉町)を離陸した日本航空632便(ボーイング767―300型機)でエンジンの不具合が発生し、離陸から25分後に空港に引き返した。国土交通省などによると、左エンジンのタービンブレードに損傷があり、益城町内で飛散した部品とみられる金属片が見つかり、窓ガラスの破損が確認された。

 日航機は羽田行きで、乗員乗客217人にけがはなかった。国交省は数十枚のタービンブレードに欠損や傷を確認し、エンジンを包むケースに長さ9センチの裂け目があったとして、航空法に基づく重大インシデントに当たると発表した。

 熊本県警御船署によると、午後4時すぎ、空港から南西約7キロの益城町安永の医院から「ガラスが割れている」と通報があった。半径50メートルの範囲で5センチ程度の金属製とみられる落下物が少なくとも約10カ所で見つかった。医院の院長は「診療中にバシッと大きな音がして、1階の窓ガラスが割れた。5センチほどのネズミ色の金属片が2階ベランダと屋上でも見つかった」と話した。

 日航機に乗っていた東京都立川市の自営業男性(69)は「20分くらい飛んだ後、ガガガガという大きな音と少しの振動があり、機内アナウンスで『エンジントラブルです。慌てないでください』と放送があった。客は落ち着いた様子だった」と話した。