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教えて!強制不妊手術(6)

 優生思想や不妊手術を新聞はどう報じてきたのか。社会防衛上、望ましくないとみなす資質を特定し、その人たちに不妊手術(断種)をすることで民族増強を図ろうとする優生学。その潮流は、大正時代には日本でも知られるようになった。東京朝日新聞は「人種改良」という言葉でアメリカの断種法などを紹介。1933年にドイツで断種法が成立してから、日本でも同種の法の制定をめぐる報道が始まった。

 〈『断種法』を制定/悪疾絶滅へ/来議会へ建議案/法の強制力で/生殖を不可能に〉(東京朝日33年10月13日付朝刊)

 〈実現するか断種法/民族・血の浄化へ〉(読売38年4月19日付朝刊)

 5回の議員提案を経て、国民優生法は40年、政府提案で成立した。議論の過程では、「精神病が遺伝するかどうかは定かではない」といった精神科医らの強い反対も報じたが、報道量は推進論が多数。手術の簡単さや〈費用は一切国家負担〉(朝日)などとする政府の主張を多く紹介した。手術される側の声の報道は、見当たらなかった。

 女性の声では「断種法立案は優…

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