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 トランプ米大統領が6月12日の米朝首脳会談中止を明らかにしたことについて、北朝鮮の金桂寛(キムゲグァン)第1外務次官は25日、「予想外であり、極めて遺憾だ」とする談話を発表した。「我々はいつでも、どんな方法であれ、対座して問題を解決する用意がある」と強調し、事実上、再考を促した。

 会談中止をトランプ氏が明らかにして以降、北朝鮮による初の公式反応。朝鮮中央通信が伝えた。

 金次官は談話で「我々はトランプ大統領が勇気ある決断を下し、首脳同士の対面をもたらすために努力したことを内心高く評価してきた」と言及。「我々の国務委員長(金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長)も、会えば良いスタートを切ることができると述べ、準備に全力を傾けてきた」とし、会談に相当な期待感を持っていたと強調した。

 会談中止によって「我々が新たに選択して進むこの道が果たして正しいか改めて考えさせられている」とも言及したが、対抗措置については触れなかった。

 金次官は16日、米国側が求めた非核化の方式に不満を示し「会談を再考するほかない」との談話を発表。トランプ氏が会談に後ろ向きになる転機となった。

 金次官は談話で、トランプ氏が、崔善姫(チェソンヒ)外務次官が24日に発表した米側を批判する声明に含まれた「むき出しの敵意」を会談中止の理由に挙げたことに言及し、「事実上、会談を控えて一方的に核廃棄の圧力をかけてきた米国側の度を越した言行が招いた反発にすぎない」と釈明した。(ソウル=武田肇

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