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 柔道の指導現場で、指導者が中高生に絞め技をかけて失神させる「絞め落とし」が問題になっている。全日本柔道連盟は「指導者の偏った経験則に基づく、不適切で暴力的な指導」として根絶を呼びかける。

 絞め落としを巡っては、最高裁で損害賠償請求が争われている事例がある。

 福岡市の17歳の男性が中学時代の2014年10月、同市内の道場で、乱取りの中で指導者から首を絞める片羽絞めを受け、意識を失った。すぐ意識は取り戻したが、しばらく、頭痛や手の指にしびれがあった。

 柔道の絞め技では首の血流が一時的に止まり、失神することがある。絞めを解くと自然に意識は戻る。

 だが、この男性は指導者から「落ちる(失神する)ことがどういうことかわかったか」と言われたことなどから「故意に危険な行為をした」として、指導者を相手に損害賠償請求訴訟を起こした。福岡地裁での一審は指導者に4万4千円の支払いを命じ、指導者が控訴した二審でも、福岡高裁は同額の支払いを命じた。

 裁判で、指導者は絞め技をかけた理由について、男性が別の日の乱取りで相手に絞め技をかけて意識を失わせたことがあったことなどから、「絞め技の危険性を理解させるため」と主張した。だが、二審で裁判所は「口頭での注意や練習態度を注視する方法もあった。体でわからせるのは、指導としては行き過ぎ」と、故意の絞め落としを違法と判断した。

 男性は朝日新聞の取材に「丸太…

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