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 大相撲夏場所(東京・国技館)13日目の25日、元横綱朝青龍のおい、豊昇龍(19)=本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋=が序二段を7戦全勝で制した。アマチュア時代を含めて初の優勝だといい、「本当にうれしい。帰ったらおじさんに電話します!」と声を弾ませた。

 この日の相手は同じく6連勝の佐々木山=木瀬部屋。立ち合いで低く当たった豊昇龍は、体勢を崩されかけたものの下手投げで勝利した。身長185センチ、体重は「場所前より少し増えて115キロ」。スピードとバランス能力の高さは、朝青龍や、憧れる元横綱日馬富士に通じるものがある。

 取組後の取材対応では、ライバルで6番相撲でデビューからの連勝が止まっていた納谷への思いを語った。「(納谷が先に負けて)対戦できなかったのは残念。納谷に初黒星をつけたかった」。豊昇龍は春場所の序ノ口デビューから13勝1敗。唯一の黒星は、序ノ口優勝の納谷につけられたものだ。

 「今場所は縁がなかったけど、これから先がある」と納谷が言う。豊昇龍は「三段目でまたやりたい」。初土俵から半年。才能豊かな2人の出世争いは、まだまだ続いていく。(鈴木健輔)