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 4月から導入された新専門医制度で群馬県内の外科の専攻医は1人にとどまった。外科医のなり手不足は全国的な傾向で、長時間労働や訴訟リスクなどから敬遠されているという。危機感を抱く県や群馬大学は奨学金制度を設けたり、講習会でやりがいを伝えたりするなど、対策に乗り出している。

 5月中旬、群大であった手術基本手技講習会に、県内の医学生や研修医約90人、講師の医師ら約60人が集まった。参加者は縫合や切開、シミュレーターを使った腹腔(ふくくう)鏡手術など約20のブースに分かれ、ベテラン医師から技術を教わった。

 これまで年に2回開いてきたが、今回初めて、県内各地の病院にも参加を呼びかけたという。群大医学部付属病院で外科診療センター長を務める調憲教授は「若いうちからトレーニングの機会を増やすことで、外科医に興味を持ってもらい、手技のおもしろさを知ってもらいたい」と話す。

 こうした取り組みの背景に、外…

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