ドラマ「68歳の新入社員」に主演、高畑充希(26)
「混沌(こんとん)とした時期だった」。この数年間を、こう振り返った。
2016年のNHKの連続テレビ小説「とと姉ちゃん」で主演を務め、CMなどでのびやかな歌声を披露し話題になった。その後も活躍の場は広がる一方だったが、人知れず迷いもあったという。「朝ドラ前後くらいから、急にフィールドが広がって。すごく戸惑いました」
それが吹っ切れたのは、昨夏のドラマ「過保護のカホコ」(日本テレビ系)に出演してから。「これまでは主演に居心地の悪さを感じていたけれど、主演だからこそ周りに提案できることもある。状況をハッピーに捉えられるようになりました」
今回は、ヘッドハンティングされてやってきた老舗和菓子会社のチームリーダー工藤繭子を演じる。ある日突然、40歳年上の男性(草刈正雄)が部下になり、最強のコンビになっていくヒューマンドラマだ。タメ口で草刈と渡り合う異色のキャラで、「お芝居だからタメ口も許される。快感もありました」。役柄については「頑張りすぎちゃうところとか、共感できる20、30代は多いんじゃないかな。私自身はもうちょっと『適当に』というか、プライベートでガス抜きをしています」。
繭子のような同世代へのメッ…