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 世界各地で購入した約600足の「激レア」スニーカーを所有して注目を集め、インスタグラムを駆使して自身の服ブランドを運営している男性がいる。年に1度出版するムック本は予約段階でアマゾンの人気ランキングの1位を獲得。新時代ならではの手法でファッション界を渡り歩いている。

 「このエアマグは今、どう安く見積もっても100万円以上で取引されている。そのエアイージーも80万円以上。実際には履けないですよね(笑)」。京都市内にある実家の一室に並べたスニーカーをKING MASA(キング・マサ)は次々と指さした。全て限定もので、多くは定価で2万円前後だったが、現在は高騰している。

 「とにかくレアなものに執着したい。他人が持っていないものを持つことが喜び」。29日、そんな思いや所蔵するスニーカーの写真、トレンドの分析を収めたムック本「アウトオブストックスニーカーズ2017―2018」(三才ブックス、1580円)を出版した。年に1度の恒例シリーズで3冊目だが、昨年に続き予約段階でアマゾン「売れ筋ランキング」のトップに一時立ったという。

 編集を担当する槻(けやき)真悟さん(39)はMASAについて、「スニーカー愛を熱く語って周囲の人を楽しませ、それが職業になっている。『好きなこと』を突き詰めた、時代に合った理想の生き方」と語る。

 MASAは年齢を「非公表」としているが、ミレニアル世代。米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)に留学してアジア文化を専攻していた頃、「格好よくスニーカーを履きこなす人々を見てハマった」という。現在は東京が拠点だが、スニーカーのためには欧米にも行く。「日本で売らない物もあるし、発売日に店に並ぶにしても、抽選倍率が日本より低いことも多いから」

 知名度を高めたのはSNSだ。入手したスニーカーなどの写真をアップするインスタグラム@kingmasa2014はフォロワーが徐々に増え、現在は約5万9千人。大手ブランドなどと契約する世界的なインフルエンサーに比べるとまだ数は少ないが、「僕は専門性が高い分、スニーカーやファッションに対するフォロワーの意識が高い」という。

 自身でもブランド「オールウェイズ・アウト・オブ・ストック」を立ち上げ、オリジナルのTシャツやジャージーなどをデザインして売っている。国産の素材選びや工場などを訪れる様子をインスタで報告。ある日にはリアルタイムで映像を発信し、「今から限定の商品を売ります!」と宣言、ブランドのサイトで販売している1万円以上のトレーナーが20分経たないうちに100枚以上売れた。SNSが可能にした新時代のビジネスと言える。

 百貨店や大手セレクトショップ…

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