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 鼻毛をびよーんと伸ばし、大阪弁でしゃべり、いたずら好きな絵本のキャラクター「はなげばあちゃん」。絶版の憂き目にあっていたが、6年ぶりに「絵童話(えどうわ)」として新たに出版された。人とは違った個性にこだわる作家とファン、編集者のそれぞれの思いが重なり、はなげばあちゃんはよみがえった。

 ばあちゃんの鼻毛は自在に伸び縮みし、いろいろなものをつかんでは、いたずらをする。病気になったとき、人の優しさに触れたこともあったが、改心するかと思えば、いたずらはやめない。大阪弁でテンポ良く、「このあたしがええことなんかしたらな、地球滅亡やで」と、減らず口をたたく。他人からどう思われようが、決して自分の生き方を変えようとしない。

 はなげばあちゃんの生みの親は、大阪府高槻市出身の絵本作家、山田真奈未(まなみ)さん(52)。中学生のころから、「普通であること」に窮屈さを感じてきた。

 進学した短大の教職課程でエプロンをつくったとき、他の学生たちは花柄などを可愛らしくししゅうしたが、山田さんだけは、ピンクの生地に黒い糸で子どもの顔をししゅうした。指導の先生からも「色も絵柄もありえない」と酷評された。その一方で、絵本づくりの実習ではロープウェーの絵を糸を使って走らせるなど工夫を重ねた絵本をつくって評価された。

 恩師で心理学者の小倉千加子(…

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